1 Java.awt
Windowを作る機能は、Java.awtライブラリのFrameクラスにAPIとして用意されています。そこで、FrameクラスのAPIの使い方について
説明します。
① import文
ソースファイルの先頭の方に
import java.awt.*;
と書きます。
② Frameクラス型変数の宣言
Frame 変数名;
で、Frameクラス型の変数を宣言します。以下の例はFrame型変数
frameを宣言します。
Frame frame;//Frame 型変数を宣言
③ Ftameクラス型変数に初期値をセット
Frame型変数名=new Frame(タイトル);
で、①で宣言したFrame型変数を初期化します。以下の例は、Frame型
変数frameを初期化します。
frame=new Frame(“Window Test”);//Frame型変数に初期値をセット
なを宣言と初期化を一緒に
Frame 変数名=new Frame(タイトル);
としてもかまいません。また、タイトルは省略できます。
④ サイズを設定する。
Windowのサイズを設定しないと、大きさ0のWindowができてしまいます。
サイズは設定します。Windowのサイズは
Frame型変数名.setSize(横幅、縦幅);
です。以下の例はFrame型変数frameで、Windowのサイズを240×240
に設定します。
frame.setSize(240, 240);//サイズを指定す
⑤ 見えるようにする、
Windowを見えるようにします。Windowは
Frame型変数.setVisible(true);
で見えるようになりす、以下の例はFrame型変数frameで、Windowを見える
ようにします。
frame.setVisible(true);//可視化する
また①~⑤をまとめると以下のようになります。
Frame frame;//Frame 型変数を宣言
frame=new Frame(“Window Test”);//Frame型変数に初期値をセット
frame.setSize(240, 240);//サイズを指定す
frame.setVisible(true);//可視化する
2 Windowに何かを表示する。
1の操作では、Windowは空白なので、簡単な表示をしたいと思います。表示
するには、概ね2通りの方法がありますが、ここでは表示物(Component)を
作成し、Windowに追加する方法について説明します。
① Labelの宣言
Componentには、幾つか種類がありますが、ここではLabelを使うことにし
ます。Labelは、文字を画面に表示するだけの機能があります。Labelを
使うにはLabel型変数を
Label 変数名;
で宣言します。以下の例ではLabel型変数labelを宣言しています。
Label label;
② Labelの設定
Label型変数=new Label(表示内容);
で、変数の内容を設定します。以下の例は、変数名labelにHellow Window
と表示するLabelを作成します、
label=new Label(“Hellow Window”);//表示用部品に初期値をセット
なお、変数の宣言と設定をまとめ
Label 変数名=new Label(表示内容);
としてもかまいません。
③ LabelをWindowに追加
Frame型変数.add(Label型変数);
でWindowにラベルを追加します。以下の例Frame型変数fameで、Label型の
labelを追加しています。
3 サンプルソース
以下のサンプルソースは、アプリ起動後,WindowTestクラスを生成し、そのコンスト
ラクタないで、Windowを表示し、Labelを利用し表示しています。Window右上の「×」
をクリックしてもアプリは終了しません。
① サンプルソース
//
// Windowを作る
//
import java.awt.*;//Winodwを作りのにJava Awt を使う
public class Window01 {
public static void main(String args[]){
WindowTest windowText=new WindowTest();
}
}
//
// WindowTest クラスは, Windowの表示を行います。
//
class WindowTest{
//コンストラクタ
WindowTest(){
//Windowを作る
Frame frame;//Frame 型変数を宣言
frame=new Frame(“Window Test”);//Frame型変数に初期値をセット
frame.setSize(240, 240);//サイズを指定す
frame.setVisible(true);//可視化する
//WIndowに表示する。
Label label;//表示用の部品(ここではラベル)を宣言
label=new Label(“Hellow Window”);//表示用部品に初期値をセット
frame.add(label);//表示用の部品をWindowに追加
}
}