CD-RとCD-RWの違い
- CD-R :Compact Disk Recordable
データを記録するだけのCDで書き換えができない。一度書いたデータは消せない。追加書き込みはできる。
備考: Windows XPの書き込み機能を使うと書き換えができる。デジカメ写真をコピーしてプレゼントしたり、音楽をコピーしたりするときに使う。また、記録するデータを長期間保存する場合に適している。
- CD-RW :Compact Disk Rewritable
何度でもファイルを書き込んだり、書き換えたり、消したりできる。データの一時保管に適している。
備考: Windows XPの書き込み機能を使うと、ファイルの一括消去しかできない。CD-RWにコピーした音楽は、一般のCDプレーヤーでは再生できない。 また、CD-RWのデータは他のパソコンでは読めないことがある。
専用の書き込みソフトがあれば、CD-RWは便利である。
- CD-R、CD-RWともに容量は、650MB(74分)~700MB(80分)でフロッピーディスクの1.44MBに比べてはるかに大きい。
- 追記できるCD-Rかどうかを見分けるには、
CD-Rをパソコンのドライブにセットし「マイコンピュータ」を開く⇒「CD-R/RWドライブ」に「CD-R」の表示があれば、そのCD-Rには追記できる。
「CD-R」の表示がなければ、そのCD-Rは終了処理されており追記できない。 - 音楽ファイルをWindows XPのライティング機能で書き込むとファイルのサイズに関係なく一回限りの書き込みしかできない。ドライブは「Audio CD(E:)」と表示される。
保存しているデータをCD-R/RWに書き込むには
Windows XP搭載のパソコンであれば、特別な書き込みソフトがなくてもデータをCD-R/RWに書き込むことができる。下記の「2」~「4」項は省略してもよい。
- CD-R/RWをパソコンのCDドライブに挿入する。ここでは、新品のCD-Rを使用。
次の画面が出たら【何もしない】を選択して【OK】をクリックする。 - 前項の画面が出ない場合は、【マイコンピュータ】を開く⇒《マイコンピュータ》画面が出る。CD-Rが認識されたら、ドライブに「CD-R」と表示される。
- 【CDドライブ(E:)】アイコンをダブルクリック⇒《CDドライブ(E:)》画面が出てそのCD-Rに保存されている内容を確認することができる。ここでは、新品を使用しているので白紙である。
備考: 書き込みたいファイルをこの画面までドラッグしてコピーする方法もある。
- 【CDドライブ(E:)】アイコンを右クリック⇒【プロパティ】を選択⇒《プロパティ》画面の【全般】タブでそのCD-Rの空き容量が確認できる。新品のCD-Rを使用する場合は、これらの操作は不要。
- 書き込みたいファイルやフォルダを右クリック⇒メニューから【送る】を選択⇒メニューから【CDドライブ(E:)】を選択する。ここでは、「マイピクチャ」の「花1」というフォルダを開いている。
備考: 書き込みたいデータ(ファイル)が複数あるときは、それらをすべて選択するとよい。但し、これらのファイルは必ず閉じておくこと。
- 画面右下に「CDへの書き込みの準備ができたファイルがあります」と表示されたバルーンが出るので、これをクリックする。
備考: CD-RWの場合は、バルーン表示が出ない。
- 新しい画面が出て、「CDに書き込む準備ができたファイル」が表示される⇒画面左側にある【これらのファイルをCDに書き込む】という項目をクリックする。
- 《CD書き込みウィザード》が起動するので表示された「CD名」を入力する。CD名は、日付けが表示されるのでこれをそのまま使っても良い。
- 【次へ】をクリックする⇒データの書き込みが始まる。書き込みの進行状況を表示する画面が出る。書き込み中はパソコン操作をしないこと。
- 終了画面が出たら【完了】ボタンをクリックする。
- コピーしたCD-Rをセットして選択したファイルがCD-Rにコピーされたかどうか確認する。
① 次の画面が出たら、【フォルダを開いてファイルを表示する】を選択⇒【OK】。② または、前記「2」~「3」項の操作を実行する。
CD-R/RWを開くには
- CD-RまたはCD-RWをドライブに挿入する⇒次の画面が出たら、【フォルダを開いてファイルを表示する】を選択⇒【OK】。
- または、CD-RまたはCD-RWをドライブに挿入する⇒【マイコンピュータ】を開く⇒【CD-R/RWドライブ(E:)】をダブルクリック⇒《CD-R/RWドライブ(E:)》画面が出て保存されている内容が表示されるので目的のファイルをダブルクリックする。そのファイル形式(拡張子)に応じたソフトが起動してファイルが開く。
- ソフトが起動しておれば、
ツールバーの【開く】をクリック⇒《ファイルを開く》画面の「ファイルの場所」に「CD-R/RWドライブ(E:)」を選択して目的のファイルを選択⇒【開く】ボタンをクリックする。
CD-RWからすべてのデータを削除するには
CD-RW内の個々のデータを選択して消去することはできない。
- CD-RWをドライブに挿入する⇒【マイコンピュータ】を開く⇒【CD-R/RWドライブ(E:)】を右クリック⇒メニューから【開く】をクリック⇒《CD-R/RWドライブ(E:)》画面が出て保存されているデータファイルが表示される⇒【このCD-RWを消去する】をクリックする。
- 《CD書き込みウィザード》画面が出る⇒【次へ】をクリックする。
- 《CD消去中》画面が出る。
- CD消去が終われば次の画面が出る⇒【完了】をクリックするとCD-RWのすべてのデータが消去される。
CD-R/RW内のデータを書き換えるには
CD-R/RWに書き込んだデータファイルは、属性が自動的に「読み取り専用」になっているので開いた画面でデータを書き換えてもそのままでは上書きできない。一旦、データファイルをマイドキュメントなどにコピーする必要がある。
- 書き換えたいデータファイルを右クリック⇒【送る】⇒【マイドキュメント】をクリックする。
- 「マイドキュメント」にコピーしたファイルを開く⇒データを書き換える⇒上書き保存する⇒開いていたウィンドウを閉じる。
- 「マイドキュメント」のファイルを右クリック⇒【送る】⇒【CD-R/RWドライブ】
- 《ファイルの上書きの確認》画面が出るので【はい】をクリックする。
- 「CDに書き込む準備ができたファイル」が表示される⇒画面左側にある【これらのファイルをCDに書き込む】という項目をクリックする。
- 《CD書き込みウィザード》が起動するので【次へ】をクリックする。
- データの書き込みが始まる。書き込みの進行状況を表示する画面が出る。書き込み中はパソコン操作をしないこと。
- 終了画面が出たら【完了】ボタンをクリックする。
- 必要に応じて「マイドキュメント」にコピーしたファイルを削除する。
CDの複製を作るには
- 元CDをパソコンのCDドライブにセットする。このとき、自動的に開いたり再生されたら閉じる。
- 「マイコンピュータ」を開く。
- CDドライブのアイコンを右クリック⇒【開く】をクリック⇒元CDに収容されているファイルが表示される。
- 【編集】メニュー⇒【すべて選択】をクリックする。
- 【選択した項目をコピーする】をクリックすると《項目のコピー》画面が出る。
- 《項目のコピー》画面でCDドライブを選択⇒【コピー】をクリックすると《ファイルの上書き確認》画面が出る。
- 《ファイルの上書き確認》画面の「ここで選択する操作を、すべての~」にチェックを入れる⇒【はい】をクリックすると《コピーしています》画面が出て経過が表示される。
- コピーが終わると《CDドライブ》画面が出る。
- 元CDを取り出す。このとき、次の画面が出たら「ファイルを保存してCDに後で書き込む」にチェックを入れる⇒【完了】をクリックする。
- 新品CDをセットする。このとき、次の画面が出たら【何もしない】を選択⇒【OK】をクリックする。
- 「8」項の《CDドライブ》画面の【これらのファイルをCDに書き込む】をクリックすると次の《CD書き込みウィザード》画面が出る⇒以降は、画面の指示に従って操作する。
CD-R内のデータをパソコンに取り込むには
ここでは、バックアップしていたCD-R内の画像をマイピクチャに取り込む方法を説明する。
- マイピクチャとマイコンピュータを開く。
- 自動再生しないように「Shift」キーを押しながらCD-Rをドライブにセットする。
備考:自動再生した場合は、再生を停止すればよい。 - マイコンピュータのドライブがCD-Rを認識したら「Shift」キーを離す。
- CD-Rドライブを右クリック⇒【開く】をクリックするとCD-R内のデータが表示される。
- 表示されたフォルダまたはファイルをマイピクチャまでドラッグする。